イベント

2014年度サマースクール「アジアの法と社会」


開催日時
2014年08月20日~2014年08月22日
会場
法学部棟第2・3講義室
主催
法務省法務総合研究所、公益財団法人国際民商事法センター、慶應義塾大学大学院法務研究科、神戸大学大学院国際協力研究科、早稲田大学法学学術院・比較法研究所、独立行政法人国際協力機構(JICA)、日本弁護士連合会、アジア法学会協働開催

法学研究科および法政国際教育協力研究センターは、サマースクール「アジアの法と社会2014」を開催致しました。

今年度で6度目の開催となり、例年、日本全国から法学部生・大学院生・法科大学院生・社会人を含む、50名を超える参加者が集まっています。3日間のプログラムは、法律実務家と研究者によって、アジア法の理論的考察や法整備支援の現場の様子、アジア法研究や法整備支援の今後の展望等、多様な視点を扱った講義を中心に構成されました。さらに、アジア諸国(ウズベキスタン・モンゴル・ベトナム・カンボジア)の日本法教育研究センターで日本語と日本の法律を学ぶ法学部生との合同セッションも開催され、アジア各国の法律問題・社会問題についてのディスカッションを行いました。参加者は、懇親会においても、アジア諸国の学生との交流を深め、今後アジアと関わる上での、貴重なネットワークを構築する機会となりました。次世代のアジア諸国法研究者や法整備支援の担い手を育成するための連携企画「アジアのための国際協力in法分野2014」の第2弾として開催され、今後は、11月の「法整備支援シンポジウム」へと続いていきます。

 

 【プログラム】

8月20日(水)

10001030 開講式

10:30~12:00 1部 アジアの法と社会への誘い

小畑 郁(名古屋大学法政国際教育協力研究センター長/同大学院法学研究科教授)

12:00~13:15 昼休み

13151415 「法律実務家とアジア~法務省による法整備支援~

甲斐 雄次(法務省法務総合研究所国際協力部教官)

14151515 「法律実務家とアジア ~アジアの市民社会の形成と弁護士の役割~」

矢吹 公敏(日本弁護士連合会国際交流委員長・弁護士)

15151530 休憩

15301630 「研究者とアジア(1)(仮題)」

山田 美和(JETROアジア経済研究所)

16301730 「研究者とアジア~憲法思想史的観点からみた『アジア』の意味~」(60分)

國分 典子(名古屋大学大学院法学研究科教授)

 18302030 懇親会

8月21日(木)

第2部 変動するアジアの法と社会

9301045 

「ロシアの経験からみた体制転換と社会主義法の『変容』」

佐藤 史人(名古屋大学法政国際教育協力研究センター准教授)

10451200「ポスト社会主義国における法と社会の調査方法論~モンゴルにおける法情報・文献・史料の収集、および社会調査の経験から~」

中村 真咲(名古屋大学大学院法学研究科特任准教授)

12:00~13:15 昼休み

13151445 「法改革は経済成長や民主化にどのように寄与しうるか――アジア諸国の例を題材にして」

 松尾 弘(慶應義塾大学大学院法務研究科・法科大学院教授)

14451500 休憩

3部 アジア諸国の学生との対話

15001620 アジア諸国の学生によるプレゼンテーション

16351750 ディスカッション(小グループ:45分、各国別30分)

18152030 懇親会(2)

8月22日(金)

4部 アジア法研究・法整備支援の展望

10:00~11:30 「アジア法研究の展望(仮題)」

コン テイリ(名古屋大学法政国際教育協力研究センター准教授)

11301245 昼休み

2451415 「法整備支援の展望(仮題)」

佐藤 直史(JICA国際協力専門員・弁護士)

14151430 休憩(15分)

5部 全体討論

14301500 法整備支援シンポジウムについて

法整備支援シンポジウム実行委員会

15001630 全体討論

コーディネーター:佐藤 直史(JICA国際協力専門員・弁護士)

16301645 閉講式

閉会挨拶  小畑 郁

 

 


連絡先:
名古屋大学 法政国際教育協力研究センター
e-mail:cale-jimu@law.nagoya-u.ac.jp