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ウズベキスタン国立人権センターと覚書を締結

2021年7月8日、CALEウズベキスタン国立人権センター(NCHR)は、学術協力に関する覚書を締結しました。

NCHRは、1996年にウズベキスタン大統領令にもとづき設立された国家機関であり、①人権に関する情報発信および人権教育の推進、②人権に関する外国および国際機関・組織との協力、③国内の人権状況の調査および分析、④人権オンブズマンと協力し、市民からの人権に関する苦情申立ての調査などを担っています。

CALEとNCHRは、2019年から交流が始まり、複数回にわたり国際会議、ワークショップ等を共同で開催しており、今回の覚書調印は、両機関の継続的な交流の結果によってもたらされたものです。ウズベキスタンは、CALEの主要な研究対象国のひとつであり、NCHRを通じて最新の法令情報を入手することが可能です。センター長であるAkmal Saidov氏は、現在下院第一副議長を務めるほか、現行憲法である1992年ウズベキスタン共和国憲法の起草者のひとりであり、起草過程から最近の改正までの経緯に熟知した人物であり、交流を通じて貴重な学術情報を得ることができます。

今後、両機関による、憲法・国際法・人権分野における情報・法令・分析資料・文献の交換、共同プログラム・セミナー・ワークショップの実施、研究者交流、出版の促進などが期待されています。

覚書調印式およびAkmal SaidovNCHRセンター長による‘Inaugural Lecture ‘New Initiatives of Uzbekistan on Human Rights’の詳細はこちら