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2021.02.24
ミャンマー・ラオス短期派遣(オンライン)実施
名古屋大学は、2016年度より文部科学省・大学の世界展開力強化事業に採択され、経済学部・経済学研究科などとともに“ASEANと日本を繋ぐ「グローバル・ソフトインフラ基礎人材」育成プログラム”を実施し、国境を跨ぐ諸問題を協働で解決するために、経営・経済・法・政治・環境・農業・高等数学の専門基礎力を備えたグローバル人材を養成することを目的としています。
その一環として、2020年度は、2021年2月15日から24日に、ミャンマー・ラオス短期学生研修を実施し、4名の法学部生が参加しました。例年、現地に渡航して実施していますが、新型コロナウィルス感染症拡大のため、今回はオンラインでの実施となりました。
参加学生は、事前研修として、特殊講義「ASEAN諸国の法と政治」を履修するとともに、以下の講義に参加しました。
11月24日(火)
・講義「ラオス憲法から見た政治体制」(鮎京正訓・名古屋大学名誉教授/愛知県公立大学法人理事長)
12月15日(火)
・講義「多民族国家ミャンマーの憲法」(牧野絵美・CALE講師)
オンライン短期派遣は、2月15日から24日に行われ、ミャンマー法およびラオス法の基礎を知り両国が抱える法的課題を理解するために、専門家による講義を受講し、またヤンゴン大学法学部およびラオス国立大学法律政治学部学生との英語による両国の法律・政治・社会問題を議論する交流行いました。2月1日のミャンマー政変により、一部予定していた研修を実施することができませんでした。
プログラム詳細
2月15日(月)
・講義「日本におけるASEAN諸国からの外国人労働者を取り巻く法的問題」(杉田昌平・センチュリー法律事務所弁護士)
2月16日(火)
・講義「ラオスにおける社会問題」(Somsavath Philachanh・名古屋大学大学院法学研究科修士課程1年、Somsawat Philachanh・名古屋大学大学院法学研究科研究生)
・元留学生との懇談会「名古屋大学での留学とその後」(Phomsouvanh Philachanh・ラオス最高裁判所判事)
2月22日(月)
・名古屋大学ミャンマー留学生との交流会
2月24日(水)
・講義「JICA法整備支援プロジェクト(ミャンマー・ラオス)」(小松健太・ミャンマー長期専門家、入江克典・ラオス長期専門家)
・学生によるプレゼンテーション
– “Comparison between Japan and Myanmar’s industrialization during the Meiji Era and Konbaung Dynasty Why did Japan succeed and Myanmar fail industrialization”
– “Difference of government’s responses to covid-19 between Laos and Japan”
・修了式