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2022.01.27
新刊案内『新版 アジア憲法集』(編者=鮎京正訓、四本健二、浅野宜之)明石書店
同書は、名古屋大学CALEおよび法学研究科が拠点を置くウズベキスタン、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ラオス、インドネシアを含むアジア22か国の現行憲法の翻訳とそれらの解説を掲載しています。各国の公用語に堪能な研究者による正確な翻訳とともに、精緻な解説は、各国の憲法史と現行憲法の特徴、政治的背景や歴史的位置づけを明らかにし、読者により深い知識をよりわかりやすく提供しています。
アジア諸国の憲法は、具体的にどのような条文で構成されているのか、また、かつて長きに亘り植民地支配を受け、そしてその後、独立を果たしたアジア諸国の憲法は、いかなる歴史を経てきたのか。
これらのことを知ることは、ヨーロッパ近代に起源を持つといわれる憲法の現代的展開を知り、そして憲法観念の変容過程を知る上で、決定的に重要です。