イベント
国際シンポジウム「『法と開発』をめぐる日本・ブラジルの対話」
- 開催日
- 2010年10月30日(10:30~17:00)
- 会場
- 名古屋大学大学院国際開発研究科・多目的オーデトリアム(8F)
- 主催
- 「『法と開発』をめぐる日本・ブラジルの対話」実行委員会
名古屋大学大学院法学研究科
名古屋大学大学院国際開発研究科(GSID)
名古屋大学法政国際教育協力研究センター(CALE)
- 後援
- 駐日ブラジル大使館 、法務省法務総合研究所、 独立行政法人国際協力機構(JICA)
- 助成
- 国際交流基金「知的交流会議助成プログラム」
- 言語
- 日本語・ポルトガル語による同時通訳
目的:
名古屋大学大学院法学研究科・国際開発研究科(GSID)・法政国際教育協力研究センター(CALE)は、1960年代における「法と開発」運動、および現在の法整備支援の意義について再検討するために、ブラジルよりジェトゥリオ・ヴァルガス財団リオデジャネイロ法科大学院(FGV Direito Rio)のオスカル・ヴィリェナ・ヴィエイラ教授を招聘し、国際シンポジウムを開催します。
1950年代から70年代にかけて、アメリカの法学者たちは南米諸国で「法と開発」を精力的に展開しました。それは、アメリカをモデルとした法学教育、裁判制度、財産・契約法などの法制度を移植することにより、近代化に向けた社会発展を実現できると想定し、巨額の予算と人材を投入した野心的な社会実験でした。しかし、期待された経済成長を達成することはなく、権威主義的政治体制も改善されなかったため、1970年代半ば以降に急速に衰退していきましたが、その総括は現在でも十分になされてはいません。
本シンポジウムでは、南米と日本の法学者が「法と開発」を批判的に再検討することにより、現在、体制移行国を対象として展開している法整備支援への示唆を得ることを目指します。
【プログラム】
開会の辞:鮎京正訓(名古屋大学大学院法学研究科長)
趣旨説明:島田弦(名古屋大学大学院国際開発研究科・准教授)
基調講演(50分) オスカル・ヴィリェナ・ヴィエイラ(ジェトゥリオ・ヴァルガス財団リオデジャネイロ法科大学院・教授)
基調講演(50分) 大屋雄裕(名古屋大学大学院法学研究科・准教授)
コメント(1) 松尾弘(慶応義塾大学大学院法務研究科・教授)
コメント(2) 川畑博昭(愛知県立大学日本文化学部・准教授)
全体討論(90分)
閉会式
連絡先:
名古屋大学法政国際教育協力研究センター
e-mail:cale-jimu@law.nagoya-u.ac.jp